めたまっち導入事例_株式会社
株式会社FaiREE 白石様
株式会社FaiREEは、IoT技術を活用したスマートパーキングシステム「RAKUTTO!」の開発を行う北九州のスタートアップ企業です。駐車場管理の効率化と不正駐車の防止を目的に、革新的なIoTソリューションを提供しています。
今回は同社の代表取締役である白石様に、『めたまっち』サービスを利用した感想を伺いました。
−「めたまっち」のサービスを知ったきっかけを教えてください。
「RAKUTTO!」のプロトタイプ開発において、ものづくりの支援が必要となり、『めたまっち』の存在を知りました。
もともと自分たちで調達して組み立てようとしていましたが、ハードウェア開発に関する専門知識が不足しており、量産までどう進んだらいいかわからない状態でした。
モーターについて商社に相談することもあったのですが、小型モーターに特化したところや産業用に特化しているところがあり、なかなか自社の要件に合うところが見つかりませんでした。
ー「めたまっち」を利用してどのような効果を感じられましたか。
『めたまっち』を活用したことで、「RAKUTTO!」の試作品開発がスムーズに進みました。
今回開発したのは、「RAKUTTO!」を設置した駐車場に停めようとするユーザーが適正ユーザーかを判断するプロトタイプです。
特に、ロードマップの作成支援と開発プロセスの伴走サポートが大きな助けとなり、スタートアップとしての道筋が見えたことも良かったと感じています。


ー今後の事業展開を教えてください。
プロトタイプが完成した時は、本当に嬉しかったです。実際に形になったことで、「RAKUTTO!」が駐車場に設置されている世界をより具体的に想像できるようになりました。実物があることで、投資家にもサービスを伝えやすくなり、自社の目指す方向性がより明確になったのも大きな成果でした。
「RAKUTTO!」の開発を決意したのは、私自身の原体験がきっかけです。
体が不自由な祖父と外出した際、健常者による不正駐車が原因で、車椅子マークの駐車場が利用できない場面に直面しました。調査によると、80%の人が不正駐車をしているというデータもあります。
本来使うべき人が利用できないこの状況を変えるために、「RAKUTTO!」を開発しました。
現在は、実証実験として北九州市のイベントや介護施設で「RAKUTTO!」を実際に設置し、運用を進めています。
将来的には、このシステムが世の中に当たり前のものとして定着することを目指しています。
